特定技能ドライバーの雇用条件とは?給与・労働時間・必要資格をわかりやすく解説
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目次:
「特定技能ドライバーを雇用したいが、どんな条件が必要なのか分からない」
と悩んでいませんか。近年、運送業界では深刻なドライバー不足が続いており、特定技能外国人の採用を検討する企業が増えています。
しかし、給与や労働時間、日本語能力、運転免許、企業側の受け入れ条件など、制度にはさまざまなルールがあります。条件を正しく理解していないと、採用後のトラブルにつながる可能性もあります。
本記事では、特定技能ドライバーの雇用条件をわかりやすく整理し、採用前に知っておきたいポイントを解説します。制度を理解し、安定した人材確保につなげましょう。
1.特定技能ドライバー制度の概要

特定技能制度とは、深刻な人手不足が続く特定分野において、一定の技能・日本語能力を持つ外国人材を労働者として受け入れる在留資格制度です。2024年3月29日の閣議決定により「自動車運送業」が新たに対象分野に追加されました。これにより、トラック・タクシー・バスのドライバーとして外国人を雇用できるようになりました。

従事できる3つの区分

運転業務に付随する関連作業(車両清掃・運賃精算・簡易な車両管理など)も業務に含まれますが、関連作業のみを専門に行うことは認められていません。あくまで運転業務が主たる業務であることが必要です。
⚠️ 注意:特定技能2号について
2026年3月現在、自動車運送業では特定技能1号(在留上限5年)のみが対象です。特定技能2号への移行については今後の制度整備を待つ必要があります。最新情報は国土交通省の公式ページでご確認ください。
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2.雇用条件①:給与・報酬ルール

大原則:「日本人と同等以上の報酬」
特定技能制度の最大の原則は、「同じ業務に従事する日本人労働者と同等以上の給与を支払うこと」です。入管への申請時には「雇用条件書」と「日本人従業員の賃金台帳」が比較審査されるため、不当な安値設定は在留資格の不許可につながります。


最低賃金と法定手当の遵守
給与の下限は最低賃金法によって定められています。2025年10月の改定により、全国加重平均は時給1,121円となり、全都道府県で時給1,000円を超えました。

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3.雇用条件②:労働時間・休日

残業
フルタイム・直接雇用が原則
特定技能ドライバーは直接雇用かつフルタイム勤務が原則です。派遣雇用や短時間労働(パートタイム)は認められません。これは雇用責任を明確にし、外国人労働者の権利を守るための制度的な仕組みです。
労働時間・休日・割増賃金の早わかり表


運送業ではシフト勤務・夜間運行が発生することも多く、連続運転防止のための休憩義務も重要です。疲労蓄積は事故リスクに直結するため、企業は勤務管理を厳格に行う必要があります。
4.外国人本人に必要な3つの要件

特定技能ドライバーとして就労するためには、外国人本人が以下の3つの要件をすべて満たす必要があります。

① 技能評価試験(特定技能1号評価試験)
試験は一般財団法人日本海事協会(ClassNK)が実施しており、トラック・タクシー・バスの3区分それぞれで出題内容が異なります。試験は大きく2つで構成されます。

② 日本語能力試験
以下のいずれかの試験への合格が必要です。配送先でのやり取り・会社との連絡・交通標識の理解など、安全な運行に日本語能力が直結するためです。
日本語能力試験(JLPT)N4以上(日常会話や簡単な文章の理解)
国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)A2レベル以上

③ 日本の運転免許の取得
特定技能ドライバーとして就労するには、日本で有効な運転免許が必須です。外国の免許を保有している場合は「外国免許切り替え(外免切替)」を行うことができます。


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5.企業側の受け入れ要件

特定技能ドライバーを受け入れるには、外国人本人の条件だけでなく企業側もいくつかの要件を満たす必要があります。準備に時間がかかる項目もあるため、早めに確認・対応を始めましょう。

支援体制の整備と義務
特定技能ドライバーを受け入れる企業は、外国人が安心して働ける支援体制を整える義務があります。


6.特定技能ドライバーの募集方法

「雇用条件は整えたが、どうやって候補者を見つければいいか分からない」という企業が多くあります。特定技能ドライバーには主に4つの募集・採用ルートがあります。

採用から就労開始までの一般的な流れ


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7.まとめ

特定技能ドライバーの雇用を成功させるためには、外国人本人の要件・企業側の準備・適切な募集方法の3つをセットで理解・整備することが重要です。

深刻なドライバー不足が続く運送業界において、特定技能制度は長期的な人材確保の有効な手段です。制度を正しく理解して適切に活用することで、安定した人材確保と職場のダイバーシティ推進を同時に実現できます。














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