在留カード更新が遅いドライバーはいつ届く?完全ガイド【2026年最新版】
- 高橋 壮
- 2025年12月23日
- 読了時間: 12分

目次:
技能ドライバーとして日本で働く外国人の方、また外国人ドライバーを雇用する運送会社の皆様にとって、在留カードの更新は非常に重要な手続きです。
しかし、
「申請したのになかなか届かない」「審査が遅くて不安」
といった声を多く耳にします。
本記事では、在留カード更新が遅い理由、いつ届くのか、更新中の証明書の扱い、トラブル時の対処法まで、ドライバー業界で働く外国人材に特化した情報を網羅的に解説します。
1.在留カード更新が遅いドライバーはいつ届く?

在留カードの更新手続きを行った後、多くのドライバーの方が「いつ新しいカードが届くのか」と不安を感じています。特に、トラックやタクシー、バスなどのドライバー業務では、在留カードは運転免許証とともに重要な身分証明書として常時携帯が求められるため、更新の遅れは業務に直結する問題となります。
在留カード更新はいつ届く?
審査期間の目安は1ヶ月〜2ヶ月が一般的です。ただし、これはあくまで目安であり、実際には以下の要因によって大きく変動します。
出入国在留管理庁が公表している2025年7月のデータによると、特定技能1号の場合、

で平均40.9日、在留資格変更で平均62.8日かかっています。
ドライバー業界特有の注意点として、自動車運送業分野の特定技能は2024年3月に追加されたばかりの新しい分野であり、申請件数の増加に伴い、審査期間が今後さらに長期化する可能性があります。
在留カードの更新にかかる日数は?
具体的な審査期間は以下の通りです
区分 | 期間 | 備考 |
最短 | 約2週間 | 書類不備なし・繁忙期を除く |
標準 | 1〜2ヶ月 | 一般的なケース |
最長 | 3ヶ月以上 | 追加資料や繁忙期の場合 |
地域による違いも無視できません。東京や大阪などの大都市圏の入国管理局は申請件数が多いため、地方の入管と比べて審査に時間がかかる傾向があります。
オンライン申請の場合、窓口申請と審査期間はほぼ同じですが、自宅に新しい在留カードが郵送されるため、受け取りまでの時間を含めると+数日かかると考えてください。
在留資格更新が遅れた場合どうなる?
申請が在留期限前に完了していれば問題ありません。在留期間更新許可申請を在留期限内に行った場合、「特例期間」という制度により、審査結果が出るまで最大2ヶ月間は合法的に日本に滞在し、就労を継続できます。

つまり、更新申請中に在留期限が切れても、申請さえしていれば不法滞在にはなりません。在留カードの裏面に「申請中」または「手続中」のスタンプが押されることで証明されます。
ただし、申請をせずに在留期限を過ぎた場合は不法滞在となり、以下の厳しい罰則があります。
3年以下の懲役または300万円以下の罰金
強制退去・国外追放
5年間の入国禁止
雇用している運送会社も不法就労助長罪(3年以下の懲役または300万円以下の罰金)に問われる可能性があるため、企業側も在留期限の管理を徹底する必要があります。
2.在留カード更新が遅いドライバーの主な原因

在留カードの更新が遅れる理由はいくつかあります。原因を理解しておくことで、事前に対策を講じることができます。
申請件数の増加による混雑
年度末(2〜4月)と秋(9〜10月)は、留学生の卒業・入学時期や企業の人事異動時期と重なり、申請が集中します。特に2024年3月から自動車運送業分野が特定技能に追加されたことで、ドライバー職の在留資格申請が急増しており、審査の遅延につながっています。
書類の不備や記載ミス
申請書類に小さなミスや不備があるだけで、審査が中断され、追加資料の提出を求められることがあります。
ドライバー職でよくある不備例:
運転免許証のコピーが不鮮明
雇用契約書に勤務時間や業務内容の記載が曖昧
会社の登録証明書類(特定技能所属機関の届出受理証など)の期限切れ
健康診断書の有効期限切れ
追加資料の要求
入管が審査を進める中で、以下のような追加資料を求めることがあります:
勤務実績を証明する給与明細や出勤簿
会社の経営状況を示す財務書類
業務内容の詳細説明書(特にトラックドライバーの配送ルートや業務範囲など)
日本語能力を証明する資料
入管の審査体制による遅延
各地の入国管理局の職員数には限りがあり、全国的な申請増加に対応しきれていない現状があります。特に東京入管や大阪入管など大都市圏では、2〜3ヶ月以上かかるケースも珍しくありません。
在留カード更新をオンライン申請した場合
2022年3月から在留資格のオンライン申請が大幅に拡大され、現在では多くの外国人がオンラインで更新申請を行えるようになりました。
区分 | 内容 |
オンライン申請のメリット | 窓口不要で時間節約/24時間申請可/審査状況をリアルタイム確認/手数料が500円安い/在留カードを自宅郵送 |
オンライン申請の注意点 | 審査期間は窓口と同等/初回は承認に1〜2週間必要/在留カードに申請中スタンプなし/操作に慣れが必要 |
ドライバー職での活用: 長距離トラック運転手や夜勤シフトで働くドライバーにとって、入管窓口の営業時間(平日9時〜16時)に来庁するのは困難です。オンライン申請なら、休日や深夜でも手続きができるため、非常に便利です。
3.在留カード更新のハガキが来ない理由

在留カードの更新申請後、審査が完了すると入管から「通知ハガキ」が郵送されます。しかし、「ハガキがなかなか届かない」という相談は非常に多く寄せられています。
住所登録の誤りや転居後の未更新
最も多い原因がこれです。通知ハガキは住民票に登録されている住所宛てに送付されます。
区分 | 内容 |
よくあるケース | 住民票の住所変更未実施/郵便転送未設定/会社へ転居未報告/在留カード住所変更未届出(14日以内義務) |
ドライバー特有の問題 | 長距離運転で不在が多い/寮・社宅を短期間で移動し手続きが遅れがち |
審査の遅延や郵便事故
審査が長引いている場合や、まれに郵便事故でハガキが紛失することもあります。申請から2ヶ月以上経過してもハガキが届かない場合は、入管に問い合わせることをおすすめします。
ハガキなしでも受け取れる場合がある
実は、通知ハガキが届いていなくても、審査が完了している場合があります。申請時に受け取った「受付票(受理票)」とパスポート、現在の在留カード、収入印紙4,000円を持参すれば、窓口で新しい在留カードを受け取れる可能性があります。
心配な場合は、まず入管に電話で確認してみましょう。
4.在留カード更新中の証明書の扱い

在留カード更新申請中は、在留期限が過ぎても「特例期間」により合法的に滞在・就労できますが、第三者にそれを証明する必要がある場面があります。
窓口申請の場合
在留カードの裏面右下に「申請中」または「手続中」のスタンプが押されます。これが申請中であることの公式な証明となります。
ドライバー業務での重要性:
警察官による職務質問時の提示
運送会社の入構時チェック
取引先企業での本人確認
銀行や携帯電話会社での手続き
オンライン申請の場合
オンライン申請では在留カードにスタンプが押されないため、「申請中であることの証明書」を自分で印刷する必要があります。
証明書は「在留申請オンラインシステム」の「申請情報一覧」から印刷できます。この証明書と在留カードを一緒に携帯することで、申請中であることを証明できます。
受付票(受理票)の重要性
窓口申請時に渡される受付票は絶対に紛失しないよう保管してください。この受付票は:
審査状況の問い合わせ時に必要
新しい在留カードの受け取り時に必要
万が一のトラブル時の証明書
特にドライバー職では、車内での保管や長距離移動中の紛失リスクがあるため、写真を撮ってスマートフォンにも保存しておくことをおすすめします。
5.在留カード更新が遅いドライバーの受け取り方法

審査が完了し、新しい在留カードを受け取る際の手順を解説します。
在留カード更新の受け取り手順
1. 通知ハガキの受領
審査が完了すると、入管から「結果通知書」が郵送されます。ハガキには:
受け取り可能日
受け取り場所(地方出入国在留管理局)
持参すべき書類
が記載されています。
2. 必要書類の準備
窓口で受け取る場合の持ち物:
通知ハガキ(結果通知書)
申請時の受付票
パスポート(在留資格証明書)
現在の在留カード
収入印紙4,000円(窓口で購入可能)
オンライン申請の場合: 新しい在留カードは自宅に郵送されるため、窓口に行く必要はありません。ただし、古い在留カードは返納義務があるため、後日郵送または窓口で返却してください。
3. 窓口での受け取り
指定された入管窓口に出向き、上記の書類を提出します。係員が確認後、新しい在留カードが交付されます。
受け取り時の注意点:
在留カードの記載内容を必ず確認(氏名、生年月日、在留期限など)
誤りがあればその場で申し出る
古い在留カードはその場で返納(穴を開けて返却されます)
ドライバーの受け取り実務:
長距離運転中でも受け取り可能日に必ず来庁する(会社と調整)
会社の担当者が代理で受け取る場合は委任状が必要
受け取り後すぐに会社に報告(コピー提出)
在留カード更新は即日発行できる?
在留期間の更新申請の場合、即日発行はできません。必ず審査期間(2週間〜3ヶ月)が必要です。
ただし例外があります: 永住者の在留カード有効期限更新や、16歳になった方の顔写真付き在留カード更新などは、即日交付されます。これらは在留資格の審査を伴わず、カードの物理的な更新のみだからです。
即日交付される場合:
永住者の在留カード有効期限更新(7年ごと)
16歳到達時の顔写真付きカード切替
在留カードの紛失による再交付(遺失届提出後)
氏名や国籍の変更届
在留期間更新で即日発行できない理由:
入管は外国人の素行、職歴、収入、日本での活動内容を審査
会社の経営状況や受け入れ体制の確認
法務省内での複数部署による審査
計画的な申請が重要: ドライバー職では在留カードは運転業務に不可欠な身分証です。期限の3ヶ月前から余裕を持って申請することを強くおすすめします。
6.在留カード更新が遅いドライバーのトラブル対処

在留カード更新中に発生しやすいトラブルとその対処法を解説します。
在留カード更新で期限切れ時の理由書
うっかり在留期限を過ぎてしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。数日程度の遅れであれば、入管に事情を説明し、誠実に対応することで更新を認めてもらえる可能性があります。
理由書の作成ポイント:
1. 基本情報の明記
氏名、生年月日、国籍
在留カード番号
現住所、電話番号
所属会社名(運送会社名)
2. 期限切れの経緯説明
いつ期限が切れたか
なぜ更新を忘れてしまったのか(具体的な理由)
気づいたのはいつか
理由として認められやすいもの:
入院や病気(診断書添付)
家族の緊急事態(証明書類)
会社側の管理ミス(会社からの証明)
長期の出張で帰国できなかった(業務記録)
理由として認められにくいもの:
単なる忘却
仕事が忙しかった
日本語が読めなかった(期限管理は本人の責任)
3. 反省と今後の対策
深く反省している旨
二度と同じミスを繰り返さない決意
具体的な期限管理方法(スマホのリマインダー設定など)
4. 提出書類
理由書とともに以下の書類を提出:
パスポート
期限切れの在留カード
在留期間更新許可申請書(通常の申請書類一式)
疎明資料(診断書や会社の証明書など)
文例(日本語)
理由書
令和○年○月○日
東京出入国在留管理局 御中
氏名: ○○ ○○
生年月日: ○○年○月○日
国籍: ○○○○
在留カード番号: ○○○○○○○○○○○○
在留期間経過の理由について
私は、在留資格「特定技能1号」で日本に滞在し、○○運送株式会社にてトラック運転手として勤務しております。
この度、在留期間の満了日(令和○年○月○日)を過ぎてしまい、大変申し訳ございません。期間経過に至った理由は以下の通りです。
【経緯】
長距離運送業務に従事しており、○月○日から○月○日まで北海道への長期配送に出ていたため、在留期限の確認ができておりませんでした。帰社後の○月○日に会社の担当者から指摘を受け、初めて期限切れに気づきました。
【反省】
在留カードの期限管理は私自身の最も重要な義務であり、今回のような事態を招いてしまったことを深く反省しております。言い訳の余地はございません。
【今後の対策】
1. スマートフォンのカレンダーに期限の3ヶ月前からリマインダーを設定
2. 会社の担当者にも定期的に確認してもらう体制を構築
3. 在留カードのコピーをトラックに常備し、期限を常に確認
何卒、在留期間の更新をお認めいただけますよう、お願い申し上げます。
以上
在留カード更新手続きをしたのに届かない場合の対応
申請から2ヶ月以上経過しても何の連絡もない場合は、以下の手順で対応してください。
項目 | 内容 |
① オンライン申請の確認 | 在留申請オンラインシステムで申請状態を確認(受付済/審査中/追加資料要求/決裁済) |
② 入管への問い合わせ | 電話・窓口で確認(必要情報:受付番号、氏名、生年月日、在留カード番号、申請日) |
③ 窓口訪問 | 電話不可や詳細確認時に訪問(持参:受付票、在留カード、パスポート等) |
④ 追加資料の提出 | 要求があれば迅速に提出(運転記録、配送実績、健康診断書、日本語能力、違反確認など) |
⑤ 特例期間の確認 | 申請後2ヶ月超の場合は特例終了の可能性あり。速やかに入管へ相談 |
7.まとめ: 在留カード更新を円滑に進めるために

特定技能ドライバーとして日本で働き続けるためには、在留カードの適切な管理と更新が不可欠です。
重要ポイントの再確認:
余裕を持った申請: 在留期限の3ヶ月前から申請可能。遅くとも2ヶ月前には申請を
書類の正確な準備: 不備があると審査が遅れる。会社と協力して完璧な書類を準備
期限の徹底管理: スマホのリマインダー、会社の管理表など複数の方法で管理
申請中の証明保管: 受付票や在留カード裏面のスタンプで申請中であることを証明
特例期間の理解: 申請済みなら在留期限を過ぎても2ヶ月間は合法的に就労可能
困ったら相談: 入管、会社、行政書士に早めに相談

運送会社へのアドバイス:
外国人ドライバーの在留カード管理は、企業の法令遵守とドライバーの安心した就労のために極めて重要です。期限管理システムの導入、更新手続きのサポート体制構築をおすすめします。
外国人ドライバーへのメッセージ:
在留カードは日本で働き、生活するための最も大切な身分証明書です。期限管理を怠ると、不法滞在となり、強制送還や再入国禁止などの重大な結果を招きます。困ったときは一人で悩まず、会社や専門家に相談してください。
特定技能制度を活用し、日本の運送業界で活躍する外国人ドライバーの皆様が、安心して長く働き続けられることを願っています。








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